GLP-1ダイエットが効かない3つの原因とは?危険性の真実と減量効果を出すコツ

GLP-1ダイエットは、食事制限とハードな運動不要ということで多くのメディアに取り上げられました。最先端の肥満治療としてテレビ番組で紹介されたこともあります。

しかし、「GLP-1ダイエットは効かないし危険」という声もあるので、GLP-1ダイエットが気になる方も不安を感じている方は多いと思います。

「なぜGLP-1ダイエットは効かないと言われているの?」
「GLP-1ダイエットで痩せてもダイエット後にリバウンドしない?」
「危険性が高いダイエットって本当?」

と不安になっていませんか?そこで今回は、GLP-1ダイエットが効かないと言われている理由と実際に効かないケースについて解説します。

具体的な内容は、

  • GLP-1ダイエットが危険なダイエットではない理由
  • GLP-1ダイエットが効かない3つのケースと原因
  • GLP-1ダイエットで効果を出すためのポイント

です。約5分で読める内容ですし、正しい知識を得てGLP-1ダイエットを実践できるようになるので、ぜひご一読を!

「GLP-1ダイエットは危険だから効かない」は間違い

「GLP-1ダイエットは危険だから効かない」は間違い

TwitterやinstagramでGLP-1ダイエットに関する投稿が増えています。中には「GLP-1ダイエットは効かない」というマイナスな意見もありました。GLP-1ダイエットが効かない理由として、危険性の高さを指摘する声も多いです。

たしかに、GLP-1ダイエットは医薬品を使うダイエットで、副作用が起こることがあります。しかし、副作用や危険性について誤解されている点があるので、まずはGLP-1ダイエットの安全性について解説します。

GLP-1ダイエットの薬は糖尿病治療薬だから危険という声が多い

GLP-1ダイエットで使う薬は、アメリカやヨーロッパ、韓国で肥満治療薬として承認されています。

米食品医薬品局(FDA)は2014年12月23日、デンマーク・ノボノルディスク社の体重管理治療薬Saxenda(リラグルチド)注射剤を承認した。適応は、成人におけるBMI(体格指数)が30以上(肥満)もしくは27以上(過体重)で、高血圧、2型糖尿病もしくは高コレステロール血症の少なくとも1つ以上の体重関連疾患をもっている患者に対する、運動療法および食事療法の慢性体重管理における補充療法。

出典:ミクスONLINE

しかし、日本ではGLP-1ダイエットで使う薬は2型糖尿病の治療薬として承認されており、肥満治療薬として承認されていません。「GLP-1ダイエットは危険で効かない」という声の中でとくに多いのが、「糖尿病治療薬をダイエットに使うのは危険」という声です。

GLP-1ダイエットの薬で低血糖になるという誤解がある

GLP-1ダイエットは糖尿病治療薬にも使われている薬を使うので、「低血糖になるから危険」という声がありますが、それは誤解です。糖尿病治療薬は大きく分けて2種類あります。

  • インスリンそのものを補充する薬
  • インスリンを出やすくする薬

「GLP-1ダイエットは低血糖になる」という声を調べてみると、「糖尿病ではない人にインスリンを投与するから低血糖になる」という意見が多く見られました。

しかし、GLP-1薬はインスリンを投与するのではなく、インスリンの分泌を促す薬です。さらに、GLP-1薬のインスリン分泌を促す作用は、血糖値が高いときにだけ作用します。つまり、糖尿病ではない人がGLP-1薬を使っても低血糖になるリスクは低いため、低血糖になるから痩せないということはありません。

インクレチン関連薬には、経口薬のDPP-4阻害薬、注射薬のGLP-1受容体作動薬があります。どちらも単独で使用した場合は低血糖の危険はなく、体重増加の心配も少ないなどのメリットがあり、その使いやすさから普及が進んでいる薬剤です。

出典:糖尿病リソースガイド

ただし、GLP-1薬とほかの糖尿病治療薬を併用すると、低血糖リスクが高くなるので要注意です。

重要な注意点は、インスリン依存症例なのに、インスリンをやめて切り替えると、ケトアシドーシスになりかねないことです。また単独使用では低血糖が起こらなくとも、SU薬などの血糖降下薬併用では低血糖の起こる可能性があります。

出典:糖尿病リソースガイド

そのため、GLP-1ダイエットを取り扱うクリニックでは、糖尿病治療中の人はGLP-1ダイエットをしないよう注意喚起をしています。

GLP-1ダイエットで深刻な副作用は報告されていない

GLP-1ダイエットをすると副作用が起こる可能性がありますが、薬を少量から使うことで予防できると考えられています。

GLP-1 受容体作動薬の長期使用における安全性については今後の評価を待たねばならないが,現在までに明らかな因果関係を有する重篤な副作用は報告されていない.一般的には投与開始早期に軽度∼中等度の悪心が認められ,これによる投与中止例が 5% 程度存在するものの,用量依存的な面があり少量からの投与で回避可能な場合が多い.

出典:宮川潤一郎 美内 雅之 難波 光義「4.GLP-1 受容体作動薬による糖尿病治療」

主な副作用は、

  • 下痢
  • 便秘
  • 胃のむかつき
  • 吐き気

といった胃腸障害です。しかし、今までにGLP-1薬を使って深刻な副作用が起こったという症例はありません。そして副作用が起こっても薬の使用を続けるうちに身体が慣れて収まるケースが多いです。ただし、自己判断は危険なので副作用が起こった場合は、クリニックの医師に相談してください。

GLP-1ダイエットが効かない3つのケースと理由

GLP-1ダイエットが効かない3つのケースと効かない理由

GLP-1ダイエットは危険で効かないということはありません。しかし、効かないケースがあるのは事実です。

GLP-1ダイエットが効かない3つのケースについて解説します

1. GLP-1ダイエットの期間が短いとリバウンドしやすい

GLP-1ダイエットの期間が短い場合、少ない食事量に慣れる前にダイエットを終えてしまいます。少ない食事量に慣れる期間が短いと、GLP-1ダイエット終了後に太る食習慣に戻りやすいのです。

2ヶ月以上時間をかけてGLP-1ダイエットをすると少ない食事量に慣れるので、ダイエット終了後も少ない食事量で満足でき、リバウンドしにくくなります。

GLP-1ダイエットを取り扱うクリニックが増えていますが、ダイエット期間はクリニックによってさまざま。2週間や1ヶ月の短期間コースを取り扱うクリニックも多いです。短期間コースを取り扱うクリニックは、料金の安さをアピールしています。

本格的にGLP-1ダイエットを行う前に、GLP-1薬が体に合うか試すなら短期間のコースでも問題はありません。しかし、本格的に減量したいなら、料金の安さだけでコースを選ぶのはNGです。クリニックを選ぶときは、GLP-1ダイエットの期間が短いとリバウンドしやすい、ということを忘れないでください。

2. もともとGLP-1の分泌が多いと薬が効きにくい

痩せ型の人は体内で分泌されるGLP-1の量が多いため、食欲抑制効果を感じにくい可能性が高いです。反面、太っている人はGLP-1の分泌が少ない性質があるため、GLP-1薬の食欲抑制効果を感じやすいと言えます。

海外ではGLP-1ダイエットが肥満治療として承認されており、日本に比べると症例は多くありますが、減量効果があった症例は肥満の人を対象にしたものがほとんどです。

GLP-1 受容体作動薬は 2 型糖尿病の治療薬として本邦でも使用されているが,海外では抗肥満薬としての応用も始まっている.リラグルチド 1.2~3.0 mg日を非糖尿病肥満者(BMI:30~40)に 20 週間投与すると,用量依存性に体重が 4.8~7.2 kg減少した

出典:上野 浩晶 中里 雅光「新たに登場する抗肥満薬の動向と展望」

痩せ型の人はGLP-1ダイエットをする前に、クリニックでカウンセリングを受けて、自分の体型でもGLP-1ダイエットの効果があるのか医師に相談することが大切です。

3. 減量向きではないGLP-1薬を使うと効かない

「トルリシティ」というGLP-1薬は、減量向きではありません。トルリシティはほかのGLP-1薬と違い、分子のサイズが大きく作用しにくいため、減量効果が期待できないということが判明しています。減量向きのGLP-1薬は、ビクトーザとサクセンダ、オゼンピック、リベルサスです。

脳血管関門を通過しうる一定の分子量までの GLP-1受容体作動薬であれば,短時間作用型,長時間作用型に関わらず,一定の食欲抑制作用や体重減少作用を発揮すると考えると,分子量の大きいデュラグルチドやアルビグルチド(日本では開発中止)が,リラグルチドより
減量効果が低いことも理解しやすい

出典:矢部 大介「1.GLP-1 受容体作動薬の分類と作用機序,使用上の注意点」

しかし、GLP-1ダイエットを安い料金で取り扱っているクリニックの中には、ほとんど効かないトルリシティを処方しているクリニックがあります。クリニックを選ぶときは安い料金に釣られず、コースの内容や薬の種類を確認してください。

GLP-1ダイエットで効果を出すために必要なポイント

GLP-1ダイエットで効果を出すために必要なポイント

GLP-1ダイエットで効果を出すためには、次の2つのことが必要になります。

  • 少ない食事量に慣れるために2ヶ月以上続ける
  • ダイエット指導をしてくれるクリニックを選ぶ

少ない食事量に慣れるために2ヶ月以上続ける

クリニックでダイエットコースを選ぶときは、2ヶ月以上続けられるコースを選ぶことをおすすめします。しっかり時間をかければ少ない食事量に慣れてリバウンドを防げますし、減量するほどGLP-1が分泌されやすい身体を目指せるのです。

ダイエット指導をしてくれるクリニックを選ぶ

GLP-1ダイエットを取り扱うクリニックは増えていますが、下記のように2つのタイプに分けられます。

  • GLP-1薬を処方して月に1回診療するクリニック
  • GLP-1薬を処方して診療以外でもダイエット指導をするクリニック

おすすめは診療以外でもダイエット指導をしてくれるクリニックです。薬の副作用があったときや、何を食べていいのかわからないときに気軽に相談できるので、トラブルの心配なくGLP-1ダイエットができます。とくに、GLP-1ダイエット中の医師による食事指導はリバウンド予防にも効果的です。GLP-1ダイエット中にヘルシーな食事についてアドバイスをもらえば、GLP-1ダイエット終了後もヘルシーかつ少ない食事量が続けやすくなります。

クリニックの選び方やおすすめクリニックについては、下記記事で詳しく解説しているので参考にしてください。

>>【2020年最新】GLP-1ダイエットは痩せない?実践者の口コミ詳細とおすすめクリニック6選まで網羅してみた

東京GLPクリニック院長のまとめ

東京GLPクリニック院長のまとめ

GLP-1ダイエットは、食事制限やつらい運動なしで痩せられるメディカルダイエットです。しかし、使う薬の種類やダイエット期間、もともとの体質によっては効かないケースもあります。GLP-1ダイエットで効果を出すためには、減量効果が期待できる薬を処方してくれる、かつダイエット中の細かいサポート付きのクリニックを選ぶことが大切です。

私が院長を務める「東京GLPクリニック」では薬を処方するだけではなく、専用のダイエット管理アプリを使ってGLP-1ダイエットを完全サポートします。

アプリでは毎日の体重管理から、チャット機能を使っていつでも私やスタッフにダイエット相談することが可能です。副作用が起こったときや体調に心配があるときはもちろん、「なかなか減量できない」「食べていいものとダメなものが知りたい」という些細な質問、悩みにも対応します。

東京に通院できない方でも利用しやすいように、パソコンやスマホのカメラを通して遠隔診療も可能です。

「GLP-1ダイエットは効かないと聞いたけどやっぱり気になる」
「どのダイエットを試しても食欲を抑えられず失敗する」

という方は、一度当院のカウンセリングで私とお話ししませんか?カウンセリングは無料で受けられます。ぜひお気軽にご相談ください。